Positional change of optic nerve head vasculature during axial elongation as evidence of lamina cribrosa shifting: Boramae myopia cohort study report 2.
Lee KM et al(Korea)
Ophthalmology 125(8): 1224-1233, 2018
・眼軸長の延長による篩板の変化を網膜中心血管の位置変化で調べた。
・対象は23例46眼の13歳以下小児(9.6±1.7歳 6.7-12.5歳)であり、半年ごとに2年間調査した。
・屈折度は-4.26±2.34D、眼軸長は24.80±1.28mm。
・網膜中心動脈幹と直径5度の円と網膜動脈の交わる点とが作る角度は眼軸長の延長に比例して減少し(p=0.004)、中心動脈幹の鼻側移動と関連していた(p<0.001)。
・眼軸長の延長しても後極部の網膜血管構造は変わらないが、網膜中心血管の位置は鼻側に移動する。
・網膜中心血管は篩板に存在するため、篩板の鼻側移動でもあり、緑内障での近視眼の脆弱性を説明するだろう。(図4)(TY)