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Ophthalmology

2018
125巻

SS-OCTAを用いた、非浸出AMDにおけるサブクリニカルなCNVの自然経過

Ophthalmology 125巻(2号)2018

Natural History of Subclinical Neovascularization in Nonexudative Age-Related Macular Degeneration Using Swept-Source OCT Angiography
João R. de Oliveira Dias, Qinqin Zhang, José M.B. Garcia, Fang Zheng, Elie H. Motulsky, Luiz Roisman, Andrew Miller, Chieh-Li Chen, Sophie Kubach, Luis de Sisternes, Mary K. Durbin, William Feuer, Ruikang K. Wang, Giovanni Gregori, Philip J. Rosenfeld(USA-FL)
Opthalmology. 2018;125(2):255-266

【目的】非浸出AMD患者における、サブクリニカルなCNVの有病率・発症率・および自然経過をSS-OCTAで前向きに評価
【対象と方法】
・2014-2017年、片眼に中期AMD(iAMD)*・非浸出AMDに続発した地図状萎縮(GA)、僚眼に浸出AMDのある患者
・SS-OCTAの3×3mmおよび6×6mmを施行
*黄斑中心部にdrusenまたは色素異常あり、地図状萎縮および浸出なし
【結果】
・160眼(iAMD 110眼、GA 50眼)中23眼(14.4%)に初回検査時にCNVあり
・経過観察期寒中さらに6眼にCNV同定
・1年以上フォローアップできた134眼のうち13眼に浸出が出現、うち10眼は初回検査時にCNV同定
・Kaplan-Meiyer法による12か月時点での浸出の発症率は6.8%(初回CNVあり:21.1%、初回CNVなし:3.6%)
・iAMD群とGA群とで浸出の発症率に有意差なし
・CNVが同定された場合、浸出が起こるリスクはCNVなしに比べて15.2倍(95%CI:4.2-55.4倍)
【結論】12か月までの時点で、浸出リスクはサブクリニカルなCNVが同定された群のほうが高い。サブクリニカルなCNVが同定された場合はより頻回な通院や家でのモニタリングを要するが、この時点での硝子体注射は、さらなる前向き試験が行われるまで推奨されない。(MK)

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