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Ophthalmology

2020
127巻

クロラムフェニコールの再評価

Ophthalmology 127巻(10号)2020

Chloramphenicol eye drops: an old dog in a new house.
Andaluz-Scher L et al(NY USA)
Ophthalmology 127(10): 1289-1291, 2020
・Chloramphenicol(CP)は安価で角膜刺激性も少なく、前房移行も良く、角結膜の感染に広域に効果を持った抗生剤点眼である。
・米国ではこの30年ほど殆ど使用されておらず、耐性菌が増えている現在では有効である。
・使われなくなった理由の一つはCPでの3例の再生不良性貧血の報告(1982)である。
・1995までに平均120日の使用による23例の再生不良性貧血の報告(33-82歳)があり、12例が死亡した。
・CPの治験として1)最初の抗生剤の効果がない視力に影響する角結膜炎、2)血液異常の家族歴がない、3)成人、4)ICが書面で取れている、を推奨したい。
・但し、使用時には涙点を圧迫し、14日以内に限る。(TY)

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