Long-term alcohol consumption and risk of exfoliation glaucoma or glaucoma suspect status among United States Health Professionals.
Hanyuda A et al(慶応大)
Ophthalmology 130(2): 187-197, 2023
・総アルコール摂取量(ビール、ワイン、蒸留酒)と落屑緑内障あるいは落屑緑内障疑者(XFG/SFGS)との関連を調査した。
・Nurse Helth Study(1980-2018)、Health professionals Follow-up Study(1986-2018)、Nurses’ Health Study II(1991-2019)に載った195,408名について2年毎に調査した。
・40歳以上で、食事や眼科所見が確認され、XFG/XFGSではない人を対象とした。
・積年で6,877,823眼の経過観察中に705眼でXFG/XFGSが判明した。
・全アルコール摂取量が多いほど、有意にXFG/XFGSのリスクが増えていた。
・推定多変量調整比較リスク(MVRR)を求めると、1日15g以上のアルコール摂取者では非摂取者の1.55倍(95%CI=1.17-2.07 p=0.02)であった。15gのアルコール量:5%ビール=300cc、15%日本酒=100cc。
・この値は緑内障の家族歴のある人では1.17倍(95%CI=0.56-2.44 p=0.34)であったが、家族歴のない人では1.64倍(95%CI=1.16-2.33 p=0.01)であった。
・XFG/XFGSと診断される前4年間の1日平均15g以上の摂取者は非摂取者の1.65倍(95%CI=1.25-2.18 p=0.002)であった。(TY)