Corneal hysteresis for the diagnosis of glaucoma and assessment of progression risk.
Sit AJ et al(MN USA)
Ophthalmology 130(4): 433-442, 2023
・緑内障の診断や緑内障の進行の判断に対する角膜ヒステレシス(CH)の有用性について文献をレビューした。
・2022/7迄にPubMedに掲載された論文423件から13件を厳選して調査した。
・CHは弾性と粘性の両方を反映している。
・弾性は持続力に対する変形の大きさを決定し、粘性は組織の変形や回復の速度を決定する。
・POAG、PACG、PE緑内障、偽落屑症候群ではCHの値は正常者よりも低かった。
・高眼圧者や緑内障点眼薬治療者での低いCHの解釈は複雑である。
・しかし、未治療のNTG者のCHは、同じ眼圧の正常者よりも低い。
・また、POAG者でCHが低い場合、眼圧が十分にコントロールされていても、緑内障の進行リスクは高いだろう。(TY)