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Ophthalmology

2024
131巻

角膜障害による視覚障害者に対する視覚補助具

Ophthalmology 131巻(5号)2024

Evaluation of a retinal projection laser eyeware in patients with visual impairment caused by corneal diseases in a randomized trial.
Stöhr M et al(Germany)
Ophthalmology 131(5): 545-556, 2024
・網膜や視神経以降は健全であるのに、角膜障害で視力が悪い人に対する視覚補助具(LVAs)を検討した。
・LVAsは残った視機能を拡大とかコントラスト増強によって最大限に活用しようとするものであるが、中間透光体に依存しているために十分に効果がでていない。
・そこで、我々は眼鏡タイプの新しいレーザー技術で、中間透光体をバイパスする装置(laser eyewear:LEW)を開発した。
・カメラでとらえられた像は低エネルギーレーザーで直接、網膜に投影されるため、患者はフルカラーの画像を見ることができる。
・今回、角膜疾患のために視力が、logMAR=0.7以下(小数点0.2以下)、logMAR=1.7以上(小数点0.02以上)となっている21名(25-69歳)でテストを行った。
・文字読みのスピードテストで、眼鏡では4名のみが文字が読めただけであった
・いずれも2倍拡大での拡大鏡とLEWでは、平均的なスピードは変わらなかったが、拡大鏡よりはLEWの方がより多くの被検者で文字を読むことができた。
・LEWは使用者全員で有用であることがわかった(TY)

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