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その他のジャーナル

2013
117巻

正常眼圧緑内障に対する第一選択治療としての選択的レーザー線維柱帯形成術の有用性

その他のジャーナル 117巻(4号)2013

新田耕治他(福井)
日眼 117(4): 335-343, 2013
・NTG40例40眼に第一選択としてSLTを施行し、3年間経観察した。
・眼圧はSLT前15.8±1.8mmHg、1年後13.2±1.9、2年後13.5±1.9、3年後13.5±1.9で、有意に下降しており、3年後の眼圧下降効果の累積生存率は40.0%であった。
・Outflow pressure改善率(△OP)=(SLT前眼圧-SLT後眼圧)/(SLT前眼圧-10)x100とし、SLT1ヶ月後の△OPが20%以上を著効群、0%以下を無効群と定義すると、著効群は37/40(92.5%)であった。
・点眼開始が10/40(25.0%)、SLT再照射が6/40(15.0%)であった。
・NTGへのSLT第一選択治療は有効な選択肢であると考えた

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