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その他のジャーナル

2016
9巻

散瞳剤点眼による外眼部炎の発症頻度

その他のジャーナル 9巻(7号)2016

武井一夫他(つくば市)
眼臨紀 9(7): 563-567, 2016
・ミドリンP、ネオシネジン点眼患者1,577名について点眼後の外眼部炎発症について検討した。発症者は41名(2.6%)で、散瞳回数の多い頻回散瞳群(年2回以上の散瞳)では随時散瞳者よりも有意に発症率が高く(Spearman順位相関係数0.96 p<0.01)、また、50歳以降の年代別発症率は年代ごとに上昇した。皮膚パッチテストを35/41に行い、陽性反応者はネオシネジン6名、ミドリンP5名、塩酸フェニレフリン5名、塩化ベンザルコニウム1名、ミドリンM1名であり、塩酸フェニレフリンがアレルゲンとして最多であった。(図)(TY)

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