Retinal thinning after internal limiting membrane peeling for idiopathic macular hole.
Imamura Y et al(帝京大)
Jpn J Ophthalmol 62(2): 158-162, 2018
・黄斑円孔でILM剥離を行った連続32例33眼で、ETDRSに準じた内1/4分割網膜部の厚みを、術前、2W、1,3,6,12M後に測定した。
・黄斑円孔も底部と最小径を測定した。
・13眼はStage2、12眼はStage3、8眼はStage4である。
・耳側網膜厚は術前が362.8±29.9、2W後337.9±20.6、12M後307.6±20.2で有意差があった(p<0.001)
・上方、下方、鼻側網膜厚は、術前(373.9、367.0、385.5)、2W後(361.6、359.4、383.4でp=0.009, p=0.05,p=0.64)、12M後(339.4、331.6、371.3でp<0.001,p<0.001,p=0.033)であった
・術後2W,12Mの全網膜野で、網膜厚の変化はMHの底部径、最少径と有意に相関していた
・大きなMHで網膜がより薄くなっており、網膜構造は動的に変化することが分った。(TY)