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その他のジャーナル

2018
11巻

眼軟膏によるアトロピン調節麻痺検査の有用性

その他のジャーナル 11巻(5号)2018

中川喜博、宮木 眸、上岡康雄、鈴木康之(東海大)
眼臨紀 2018;11(5):369-371
【目的】調節麻痺薬としてアトロピン眼軟膏(A軟膏)を使用した小児の検査成功例と副作用発現例につき後ろ向きに検討
【対象と方法】2007-2016の10年間に、当院で初めてA軟膏を使用した0-13歳の270例
軟膏を1日1回、就寝中に点入、7日後に屈折検査
・A軟膏の使用前1年以内にシクロペントレート点眼薬で調節麻痺下屈折検査を行った8例16眼について、アトロピン使用時の屈折値と比較検討
【結果】初回で検査遂行:260例(96.29%)
・副作用:2例(0.74%)→眼瞼皮膚炎1例、発熱1例
・シクロペントレート点眼薬との屈折値との比較:平均0.70D、有意に遠視寄り(P<0.001)
【結論】A軟膏使用による副作用発現率は低く、十分な調節麻痺効果も得られた。眼軟膏によるアトロピン調節麻痺検査は有用であると考えられた(MK)

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