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その他のジャーナル

2018
2巻

OCTAを用いた、AMD患者での不活動CNVの自然経過

その他のジャーナル 2巻(9号)2018

Natural History of Treatment-Naïve Quiescent Choroidal Neovascularization in Age-Related Macular Degeneration Using OCT Angiography
Adriano Carnevali, Riccardo Sacconi, Lea Querques, Alessandro Marchese, Vittorio Capuano, Alessandro Rabiolo, Eleonora Corbelli, Giorgio Panozzo, Alexandra Miere, Eric Souied, Francesco Bandello, Giuseppe Querques(Itary)
Opth Retina 2018;2(9):922-930

【目的】OCT angiography(OCTA)を用いて、AMD患者における未治療かつ不活動のCNVの活動性を評価
【対象と方法】
・AMD患者950例のうち活動性のないCNVの基準を満たした14例15眼
・Baseline時にFAおよびICGAを撮影、1年以上の観察期間、うち3回以上評価。受診ごとに視力・散瞳検査・OCTおよびOCTAを撮影
【結果】
・15眼中14眼でCNVは不活動のまま、12か月での活動化は6.6%
・OCTAでCNVの拡大:6か月時点で3/14眼、12か月時点で10/14眼
・量的解析ではCNV範囲の有意な拡大がみられるも(P=0.039)CNV密度は有意な増加なし(P=0.731)
【結論】
不活動CNVの12か月間での活動性を、CNV範囲の拡大の面で示された。多くの症例でこの生物学的活動性と臨床的活動性とは並行しておらず、CNV濃度が増加しない事が原因であろうと考えられた(MK)

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