岩瀬愛子
眼科61(7):685-696, 2019
ハンフリー800シリーズからSITA Fasterと24-2Cプログラムが追加された
・測定方法の違い
<Double Bracketing法>
Full Threshold → SITA Standard(SS)(最尤法を用いて感度推定)(50%短縮)
<Single Staircase法>
Fastpack → SITA Fast(SF)(最尤法)(50%短縮) → さらに短縮したプログラムSITA Faster(SFR)(SSの50%、SFの30%の検査時間)
・繰り返し検査をすることが重要
SSで患者負担が大きく検査に抵抗があり、測定頻度が落ちるのであれば、SF/SFRで頻回の測定を行う方が良い
SSがうまくできないからと言って、SF/SFRに変更しただけで、測定回数を増やさないのであれば診療の質の低下?
・24-2C
24-2の配置点に10-2の検査点の中で早期異常の好発部位10点を追加したプログラム
SITA FasterとSITA Standardで使用可能
トレンド解析では従来の24-2の検査点を使用した数値表示になる
10-2の異常を追っていきたい場合はやはり10-2を測定すべきか(MM)