臨眼 78(7)817-822 2024
村瀬裕香 他(東京医科歯科大)
・40代男性に多かった
<炎症の局在分類>
汎ぶどう膜炎 57.9%
後部ぶどう膜炎 31.6%
前部強膜炎 10.5%
↳後眼部炎症の症例が多かった
<眼所見の内訳>
網膜血管炎 73.7%
角膜後面沈着物および硝子体混濁47.4%
視神経乳頭炎 42.1%
・特徴的とされるASPPC(acute syphilitic posterior placoid chorioretinitis)所見が1 例にみられた
・治療開始が遅れると網膜外層萎縮や黄斑浮腫などにより視力予後不良となる
→血清学的検査の実施による診断と早期治療による後眼部炎症の鎮静化が重要 (AM)