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その他のジャーナル

2024
17巻

ファリシマブ投与後に非感染性眼内炎と虚血性視神経症を生じた加齢黄斑変性の1例

その他のジャーナル 17巻(10号)2024

眼科臨床紀要1710):2024
高橋翔吾 他(富山大)
<症例>75歳女性
既往症:右眼中心性漿液性網脈絡膜症
右眼PCVの診断でファリシマブ硝子体内投与開始。導入期3回目の注射より18日後に右眼中心視野障害と視力低下を自覚した。
網膜静脈炎と視神経乳頭炎の併発を疑う所見を確認した。
トリアムシノロンアセトニド20mgテノン嚢下投与、ベタメタゾン点眼、ブロムフェナクナトリウム点眼を開始し改善した。
<考案>抗VEGF薬投与後に自覚症状が悪化した場合には速やかな診察が必要である。 (AM)

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