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Retina

2008
28巻

黄斑円孔硝子体手術失敗例の組織学的検討

Retina 28巻(2号)2008

Idiopathic macular holes. Ultrastructural aspects of surgical failure.
Schumann RG et al(Germany)
Retina 28(2): 340-9, 2008
・初回の黄斑円孔手術で円孔が閉鎖しなかった16眼で、ILMと黄斑上組織をまとめて除去し透過電顕で調べた。
・全例でILMの硝子体側に繊維細胞増殖、殊に筋繊維芽細胞と芽細胞が多数みられた。
・初回手術で閉鎖しなかった眼には、残ったILMに不規則に分布する細胞と新しく形成されたコラーゲンの増殖が見られた。
・手術後に残ったILMとコラーゲンが黄斑円孔閉鎖に対抗する接線方向の牽引力が発生する原因を作っているのではないかと考えられた

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