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Retina

2010
30巻

DM黄斑症における視細胞外節長は視力と相関するか

Retina 30巻(1号)2010

Relationship between photoreceptor outer segment length and visual acuity in diabetic macular edema.
Forooghian F et al(MD USA)
Retina 30(1): 63-70, 2010
・視細胞外節(PROS)長をCirrus HD-OCTを使用して、27名30眼で測定し、視力との相関をみた。
・PROS長はRPE層とIS/OSライン間の距離とした。
・測定は3回行い、macularグリッド(6x6mm)、中心野(1mm)、中心窩(0.33mm)で測定した。
・網膜厚みとPROS長はそれぞれ、298±23、380±95、381±111μmと、30±6、30±9、32±10μmであったが、3回の測定の変動をみた相関係数は、網膜厚では0.99、0.98、0.96とほぼ良かったが、PROS長では0.98、0.91、0.73で、中心窩では低かった。
・logMAR視力との回帰直線を求めると、網膜厚では相関がなかったが、PROS長では、r=-0.61(p=0.0004)、r=-0.81(p<0.0001)、r=-0.75(p<0.0001)と有意の相関があった。

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