Visual outcome after intravitreal triamcinolone acetonide depends on optical coherence tomographic patterns in patients with diffuse diabetic macular edema.
Shimura M et al(宮城)
Retina 31(4): 748-54, 2011
・過去に治療歴のない糖尿病黄斑浮腫の135眼につき、トリアムシノロン(4mg/0.1ml)を硝子体内注入IVTAし、その効果を検討した。
・処置前のOCTによる黄斑浮腫の形状を、スポンジ様瀰漫性網膜肥厚SDRT:49眼、CME:45眼、漿液性網膜剥離SRD:26眼、混合型FULL:15眼の4種に分けて検討した。
・注入後の中心黄斑厚の減少は、SDRT:31.0±15.9%、CME:40.7±14.2%、SRD:23.4±15.0%、FULL:25.8±14.8%であり(p<0.001)、視力はlogMARでの改善は、SDRT:-0.26±0.21%、CME:-0.32±0.20%、SRD:-0.17±0.20%、FULL:-0.14±0.22%であった(p=0.018)。
・以上から、ITVAの効果はCMEでより効果があり、SRDでは効果が薄いことが分かった。