Transconjunctival drainage of serous and hemorrhagic choroidal detachment.
Rezende FA et al(Brazil)
Retina 32(2): 242-9, 2012
・2例の駆逐性出血による脈絡膜剥離と、4例の緑内障手術後の漿液性脈絡膜剥離につき、その処置法を考えた。
・前房に25Gの灌流をおき、出血性には20Gトロカールシステム(Synergetics製)を、漿液性には25Gトロカールシステムを輪部から7mm部に、1か所から2か所、強膜に沿って後極方向に挿入した。
・その部位の脈絡膜剥離高は最低7mmあることを確認。
・出血性では1ヶ月後に、漿液性では1週間後に脈絡膜剥離は消褪した。
・両群で術後1週間で眼圧は10mmHg以上に改善し、視力も改善した。合併症もなかった。
・このことから、脈絡膜剥離に対しては必ずしも、硝子体手術を行わなくてもいいと考えた。