Prospective randomized controlled trial of combination ranibizumab (Lucentis) and bromfenac (Xibrom) for neovascular age-related macular degeneration. A pilot study.
Flaxel C et al(NY USA)
Retina 32(3): 417-23, 2012
・ranibizumab硝子体注射に bromfenac点眼治療の追加が有効かどうかを検討したPhaseⅡ介入試験である。
・30眼を20眼の点眼併用者群と10眼のranibizumab注射のみ群に分けた。
・全例、4ヶ月間は月1回のranibuzumab注射を受け、その後は必要な場合に追加した。
・点眼併用群は1日2回点眼を12ヶ月間使用し、12ヶ月後で検討した。
・ETDRS最高視力や注射回数には両群間に有意差はなかったが、中心黄斑厚の12ヶ月後の変化は、注射単独群では42.5μm(-18.9%)の減少であったのに対し、併用群では81.6μm(-28.3%)の減少があった(p=0.032)。
・4ヶ月後でも、単独群43.1μm(-19.2%)に対し、併用群は70.9μm(-24.6%)減少していた(p=0.013)。
・50μm以上減少した症例は併用群で有意に多かった(p=0.046)。
・併用療法については更なる検討が必要である。