Choroidal thickness and visual acuity in highly myopic eyes.
Nishida Y et al(岩手医大)
Retina 32(7): 1229-36, 2012
・6D以上の高度近視で、Lacquer crack、新生血管や網膜分離などの病態のない人について、視力との関連を検討した。
・米国ニューヨークでの25例35眼(57±18.1歳、屈折度-10.9±3.6D)と、日本での61例110眼(46.8±14.7歳、屈折度-9.2±3.1D)について、EDI-OCTを行い、中心網膜厚、中心脈絡膜厚、外網膜低反射層(ヘンレ層+外顆粒層)、内層からRPE外、の4つの厚みと、視力との関連を調べた。
・中心窩脈絡膜厚は113.2±53.9μm(米国)、172.9±72.8μm(日本)であったが、この中心窩脈絡膜厚は年齢、近視屈折度と逆比例しており、また、logMARと逆比例していた(米国p=0.041 日本p<0.001)。
・中心窩脈絡膜厚は視力を予測する有用な因子であった