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Retina

2012
32巻

硝子体腔への生理食塩水の注入はラットにおいてレーザーが引き起こした網膜障害を改善させる

Retina 32巻(6号)2012

Intravitreal Saline Injection Ameliorates LASER-Induced Retinal Damage in Rats
Belokopytov M, et al.(Israel)
RETINA 32:1165–1170, 2012
・ラット36眼に生理食塩水を硝子体注入(5μL)または静脈内注射(0.5mL)し、その直後に標準的なアルゴンレーザー(514および544nm、200μm、0.1W、0.05秒)を照射、3・20・60日後に病理組織学的検索
・3地点すべてにおいて、硝子体注入群のラットの眼では静脈内注射群のそれと比べて網膜細胞の喪失が有意に少なく病変の最小半径が有意に小さかった(ともにp<0.05)
【結論】硝子体腔への生理食塩水の注入は、ラット網膜において明らかな神経保護効果を示す。この効果のメカニズムはさらに調査されるべきであり、臨床に応用されるか試されるべきである(MK)

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