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Retina

2013
33巻

黄斑円孔手術後の中心窩自発蛍光

Retina 33巻(6号)2013

Association between fundus autofluoerscence and visual outcome in surgically closed macular holes.
Lee YS et al(Korea)
Retina 33(6): 1144-1150, 2013
・手術により黄斑円孔が閉鎖した26眼の術後1、6ヶ月目の中心窩自発蛍光FAFの所見により、正常FAF群(NAF)9眼と過剰FAF群(IAF)17眼に分けた。
・術前視力はこの2群間に差はなかったが、1ヶ月目の術後視力はNAF群でIAF群よりも良く(logMAR 0.59±0.34:0.91±0.36 p=0.044)、6ヶ月目でもまだその傾向があった(0.37±0.38:0.69±0.53 p=0.126)。
・1ヶ月目の視細胞外境界膜の回復はNAFでは8眼(89%)、IAFでは4眼(24%)で有意差があり(p=0.001)、6ヶ月目でもNAFは9眼(100%)、IAFでは11眼(65%)と有意差があった(p=0.042)。
・過蛍光のあるものでは網膜組織の完全な修復がなされていないことが分かった。(TY)

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