TIMING OF ACUTE MACULA-ON RHEGMATOGENOUS RETINAL DETACHMENT REPAIR
RITA EHRLICH, et al. (New Zealand)
RETINA 33(1):105-110, 2013
・何らかの理由で手術が遅れた場合より、当日に手術すると患者に利点があるかどうかを検討する。
・25Gか23Gで硝子体手術を行った患者114人114眼(男性67.8%,女性32.2%)平均年齢57.8±13.2歳
平均術前視力 logMAR0.32±0.60
裂孔数0~9個(平均1.98±1.62個)、馬蹄形84%
有水晶体眼57%、偽水晶体眼41.2%、無水晶体眼1.8%
半数は近視眼
全例初回手術で後部硝子体剝離に伴う網膜裂孔からの網膜剥離の患者
手術は診断から1~120時間の間に行われた。(平均14.5±15.05時間)
3グループに分けて検討
1 12時間以内に手術、2 12~24時間以内に手術、3 24時間以降の手術
平均経過観察期間7.56±6.14ヶ月
・術後視力logMAR0.39±0.67
1 0.37±0.58、2 0.45±0.95、3 0.32±0.31
有意差は無かった。
最終的な解剖学的成功率は1 98.3%、2 87.5%、3 100%
・手術のタイミングの小さな遅れはmacula-onの網膜剥離患者に大きな影響はなかった。
手術時間、症状の長さ、年齢、近視、裂孔の位置は解剖学的成功に統計学的な関連はなかった。(CH)