Outer retinal tubulation in degenerative retinal disorders.
Goldberg NR et al(NY USA)
Retina 33(9): 1871-1876, 2013
・15例29眼の様々な網膜ジストロフィ、炎症性黄斑症で網膜外層の多様な小管 Outer retinal tubulation(ORT)の形態やその変化について検討した。
・ORTは円形あるいは楕円形構造で高反射の境界をもっている。
・症例は6眼のpattern dystrophy、5眼のAZOOR、4眼の網膜色素変性症、4眼のStargardt病、2眼のGyrate atrophy、2眼のChoroideremiaや、様々な網膜変性である。
・このORTは網膜外層の正常部と萎縮部の境界の視細胞の陥凹から進展する様である。
・経過観察中、ORTの数や分布はほぼ変わらないが、萎縮範囲が広がると、ORTの数が増えていく。
・網膜色素変性症、Stargardt病あるいはpattern dystrophyでは、ORTが見られるのは10%以下である。(TY)