Novel surgical technique for closure of large full-thickness macular holes.
Wong R(UK)
Retina 33(9): 1977-1979, 2013
・大きな黄斑円孔を閉鎖する為に、元来、網膜が持つ弾性を利用して閉鎖に持って行く方法 Retina Expansion Technique for Macular Hole Apposition を報告する。
・BBGを用いてILM剥離を行った後、41G網膜下カニューラを生食をいれたSO注入器に接続する。
・41G針を網膜下腔に入れ、網膜剥離を作成し、この方法を円孔の全周に行って、円孔周囲の網膜剥離を完成させる。
・それから液空気置換を行って黄斑剥離を大きくし、網膜を更に進展させ、再度、液置換を行う。
・田野式シリコンscraperで黄斑円孔縁を放線状に掻把すると、黄斑円孔はこの時点で小さくなる。
・それから再度、液空気置換を行い、perfluoropropaneを注入。
・術後は1週間、朝と夕方の3時間のうつ伏せを行った。
・3名の患者におこなった。開口径は724、736、690μmで、円孔底径は1247、900、1420μmであったが、全例、この方法で円孔は閉鎖した。(TY)