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Retina

2014
34巻

黄斑前膜と眼底自発蛍光

Retina 34巻(2号)2014

Possible role for fundus autofluorescence as a predictive factor for visual acuity recovery after epiretinal membrane surgery.
Brito PN et al(Portugal)
Retina 34(2): 273-280, 2014
・黄斑前膜に対する硝子体手術を行った26名について検討した。
・術前の検査項目は中心窩自発蛍光fovAF、IS/OSラインの完全性、外境界膜の完全性、中心窩厚、中心窩形態である。
・IS/OSラインが平坦であった全例で中心窩自発蛍光は正常であったが、IS/OS断裂例では中心窩低自発蛍光のあるもの、正常なものがあったが、正常なものでは経過観察中にIS/OSが正常化した。
・最終的な視力と相関があったのは、術前の視力(p=0.047)と中心窩自発蛍光の障害程度であった(p=0.023)。
・中心窩自発蛍光は機能的なRPE-視細胞複合体の機能を表していると考えた。(TY)

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