眼科JOURNALトップ > Retina > 近視性黄斑分離症硝子体手術にガス置換は不要か

Retina

2014
34巻

近視性黄斑分離症硝子体手術にガス置換は不要か

Retina 34巻(4号)2014

Vitrectomy for myopic foveoschisis with internal limiting membrane peeling and no gas tanponade.
Uchida A et al(慶応大)
Retina 34(4): 455-460, 2014
・近視度-4から-34D、眼軸長28.38~35.90の黄斑円孔のない近視性黄斑分離症9名10眼について、ILM剥離だけ行い、ガス置換を行わずに硝子体手術を行った。
・術前視力logMAR=0.61±0.42(小数点0.24)。初回手術で8眼80%で治癒、2眼は黄斑円孔を発生し、再手術を行った。
・全例解剖学的に改善され、5眼ではlogMAR=0.47±0.48(小数点0.33)まで改善した。
・硝子体網膜境界面での牽引力が原因であり、近視性黄斑分離症にはガス置換は不要であろう(TY)

過去のアーカイブ