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Retina

2014
34巻

黄斑前膜ILM剥離後の黄斑円孔

Retina 34巻(5号)2014

Postoperative macular hole formation after vitrectomy with internal limiting mambrane peeling for the treatment of preretinal membrane.
Rush RB et al(Australia)
Retina 34(5): 890-896, 2014
・黄斑前膜に対してILM剥離を行った423例のうち、術後に黄斑円孔を発生した11例について検討した。
・発症率は2.6%(95%CI=1.5-4.6%)で、2例は中心部の黄斑円孔(0.5% 95%CI=0.1-1.7%)、9例は傍中心窩の円孔であった(2.1% 95%CI=1.1-4.0%)。
・黄斑円孔の直径は114.5μm(95%CI=85.4-203.6μm)、円孔検出までの期間は4.2週(95%CI=2.5-5.6W)。
・この9例の傍中心窩円孔のうち、円孔の直径は7例は115μm未満、ILM剥離縁に沿って発生したものが7例、黄斑部の上方か耳側に発生したものが8例であった。
・中心部に黄斑円孔のあった2例については、2度目の手術(硝子体手術+ガス注入)を行い、軽快したが、傍中心窩の黄斑円孔は再手術はしなかった。
・円孔の発生と年齢、性、術前視力、眼軸長、術前の中心黄斑厚などとは関係がなかった。(TY)

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