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Retina

2014
34巻

ILM剥離後の網膜表面の窪み

Retina 34巻(10号)2014

Morphologic features and evolution of inner retinal dimples on optical coherence tomography after internal limiting membrane peeling.
Amouyal F et al(CA USA)
Retina 34(10): 2096-2102, 2014
・黄斑円孔に対して、網膜染色せずにILM剥離を行った43眼について、術後の網膜内面の窪みについて検討した。
・37眼(86%)に1眼平均5.7個、合計210個の窪みがみつかり、場所は耳下側に122/210(58%)と多かった。
・初期は大きさは径199μ(87-442、中央値183)、深さは19μ(7-35、中央値17)であったが、経過中、大きさは径351μ(219-494、中央値305)、深さは30μ(15-55、中央値31)に拡大した。
・大きさは12か月で最大になり(2-22、中央値10)、その後、縮小した。視力には影響がなかった。(TY)

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