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Retina

2015
35巻

虚血性CRVOに対する抗VEGF治療後の網膜潅流状態の変化

Retina 35巻(1号)2015

Progressive retinal nonperfusion in ischemic central retinal vein occlusion.
Wykoff CC et al(TX USA)
Retina35(1): 43-47, 2015
・12例の非増殖性の虚血性CRVOで、Ocular Staurenghiレンズを用いてHeidelberg HRAで広角蛍光眼底検査を行い、抗VEGF治療後3年間、網膜潅流状態を調べた。
・調査範囲は平均290(178-452) disk area(DA)である。
・Baselineでは平均網膜潅流面積は106(37-129)DAで、46.5%(19.1-56.4%)であったが、抗VEGF治療により、1年に平均8.1%(4.3-12.4%)の率、面積では15DA(12-35DA)で潅流域が減少した。
・新生血管が発生したかどうかには関連していなかった。
・非潅流面積でみると、Baselineは184(111-284)DA→3年後は213(125-308)DAで、率では、53.5(43.6-80.9)%→78.2(59.0-89.3)%であった。(TY)

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