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Retina

2015
35巻

初期糖尿病網膜症にみられるOCT異常

Retina 35巻(3号)2015

Optical coherence tomographic hyperreflective foci in early stages of diabetic retinopathy.
Benedetto U et al(Italy)
Retina 35(3): 449-453, 2015
・糖尿病黄斑症がなく、視力障害もない糖尿病患者のOCT上のhyperreflectivfe foci(HRF)について検討した。
・Type1-DMの17例33眼とType2-DMの19例38眼で検討した。
・OCT上、type1では7.5±4.6個(3-22個)、type2では9.9±4.5個(4-21個)のHRFが見つかり、両者間には有意差があった(p=0.032)。
・正常者コントロール眼では中間値33歳の若年者0.9±0.8、中間値52歳の中年者1.7±1.5より、いずれも有意に多かった(p<0.001)。
・また、血糖コントロールの悪いDM患者(p<0.001 p=0.016)、高血圧併発DM患者(p=0.00)で多かった。
・このHRFは糖尿病網膜症の進展のリスクファクターと考えられ、糖代謝異常による網膜層からの液吸収障害が原因であると考えられる(図)

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