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Retina

2015
35巻

網膜色素線条に対する抗VEGF治療

Retina 35巻(10号)2015

Intravitreal bevacizumab in the treatment of choroidal neovascular membrane due to angioid streaks.
Alagoz C et al(Turkey)
Retina 35(10): 2001-2010, 2015
・20例23眼(平均45.7歳)網膜色素線条に伴った脈絡膜新生血管に対し、硝子体内bevacizumab 1.25mg/0.05mlを注入した。
・平均観察期間は23か月で、平均注入回数は5.1回。視力は0.53±0.33(小数点視力0.30)→0.60±0.40(小数点0.25)で有意差はなかった(p=0.79)。
・最終観察日にCNVが活動性であったものは14眼で、非活動性の9眼に比して年齢が若く(41.8±6.2:51.8±9.7b歳 p=0.007)、注入回数も多かった(6.6±4.7:2.8±2.3 p=0.013)。
・視力は活動性が0.46±0.34(0.35)→0.61±0.42(0.25)、非活動性が0.65±0.31(0.22)→0.58±0.40(0.26)であった。
・若年性の網膜色素線条に伴う新生血管は予後が悪いことが分った。(TY)

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