Microbial spectrum and outcomes of endophthalmitis after intravitrealinjection versus pars plana vitrectomy.
Garg SG et al(PA USA)
Reina 36(2): 351-359, 2016
・硝子体内注射IVI後(117,171回の注射)と経毛様体扁平部硝子体手術PPV後(14,163眼の手術)の眼内炎の起炎菌と予後を2009/1から2012/10で調査した。
・IVI後とPPV後の眼内炎は44例(内培養陽性は17例 38.6%)と19例(同9例 47.4%)であった。
・IVI群もPPV群もブ菌は検出されたが、IVI群では口内細菌叢由来のものが56.3%(9/16)であったが、PPV群では1例もなかった(0/8)(p=0.01)。
・口内細菌叢由来の細菌は6例が緑色連鎖球菌、2例が腸球菌であった。
・IVI群では視力が3ライン以上低下する症例がPPV群に比較して多かった(p=0.07)。
・IVI群で口内細菌叢が起炎菌の場合、視力が6ライン以上低下するものが多かった(p=0.007)。(TY)