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Retina

2016
36巻

水晶体嚢の移植を用いた難治性黄斑円孔の手術

Retina 36巻(1号)2016

LENS CAPSULAR FLAP TRANSPLANTATION IN THE MANAGEMENT OF REFRACTORY MACULAR HOLE FROM MULTIPLE ETIOLOGIES
Chen SN, Yang CM. (Taiwan)
RETINA 36(1); 163-170, 2016
【目的】難治性黄斑円孔(MH)に対する水晶体嚢移植の臨床的結果を報告する
【対象と方法】通常の硝子体手術後もMHが残存した連続20症例。水晶体前嚢(白内障同時手術の場合)または後嚢(偽水晶体眼の場合)を採取しICGで染色後MH部に移植。ガスタンポナーデおよび術後1週間の俯き姿勢。
【結果】前嚢を移植した10眼すべて円孔が閉鎖。後嚢を移植した10眼では、閉鎖5眼、一部閉鎖3眼、非閉鎖2眼。視力(LogMAR)は術前1.53±0.39→術後1.07±0.35と改善。
【結論】多くの難治性MHに対して、水晶体嚢の移植は円孔を閉鎖させ視力を改善させた。(MK)

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