眼科JOURNALトップ > Retina > 閉塞性睡眠時無呼吸症候群のAMD治療に対する抵抗性

Retina

2016
36巻

閉塞性睡眠時無呼吸症候群のAMD治療に対する抵抗性

Retina 36巻(4号)2016

Untreated obstructive sleep apnea hinders response to bevacizumab in age-related macular degeneration.
Schaal S et al(Israel)
Retina 36(4): 791-797, 2016
・閉塞性睡眠時無呼吸OSAで、持続陽圧呼吸治療をした群としない群に分け、滲出性AMD治療として硝子体内bevacizumab注入に対する反応を調べた。
・18例の未治療群と20例の治療群で比較した。
・治療方法はこの検討前には無治療のAMDで、最初に3回のbevacizumab (1.25mg/0.05ml)を6週おきに受け、その後はpro re nata法で必要時に注射を受けた。
・200週の調査期間中、OSA治療群では8±7回の注射を受け、未治療群では16±4回の注射を受けていた(p<0.005)。
・視力も治療群ではLogMAR=0.3±0.24(小数点0.50)、未治療群ではLogMAR=0.7±0.41(小数点0.20)でp<0.05)。
・中心窩厚は治療群では358±95→254±45、未治療群では350±75→322±105μm(p<0.05)であった。
・OSAの未治療はAMDのbevacizumab硝子体内注入の効果を阻害するため、OSAの治療が必要である(TY)

過去のアーカイブ