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Retina

2016
36巻

Dome-shaped maculaの長期経過

Retina 36巻(5号)2016

Long-term evolution of dome-shaped macula. Increased macular bulge is associated with extended macular atrophy.
Soudier G et al(France)
Retina 36(5): 944-952, 2016
・Dome-shaped Macula(DSM)29眼で6か月から111か月(平均37.89ヶ月)経過を追い、黄斑隆起の高さ、RPE萎縮の大きさ、漿液性網膜剥離の進行について検討した。
・DSMは黄斑下の強膜厚が変らないのに傍中心窩の強膜が薄くなっていくことによると考えられている。
・視力はlogMAR0.45±0.43(小数点0.35)→0.56±0.47(小数点0.27)と有意差はなかったが(P>0.005)、黄斑隆起は338.9μから364.3μになり、平均+25.4±54.07μ増加(p=0.007)。
・漿液性網膜剥離は最初は15/29眼で見られたが、4眼で増加、7眼で自然消退した。
・黄斑部RPE萎縮は1.12から1.34乳頭面積に、平均+0.22±0.41DA増加し(p=0.04)、黄斑隆起の高さと相関していた(p=0.015)。(TY)

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