Systemic Oral Antibiotics As A Prophylactic Measure To Prevent Endophthalmitis In Patients With Open Globe Injuries In Comparison With Intravenous Antibiotics
SA Tabatabaei et al (Iran)
Retina 36:360-365, 2016
Prospective Study:2011年1月から2013年5月までの連続1340例の鈍的あるいは鋭的な開放性眼外傷
手術までに24時間以内、片眼のみの受傷、糖尿病無し
670例ずつの2群に分け、抗生剤の内服か点滴を行った 点滴群16例と内服群69例はフォローアップ不足で最終的には点滴群654例、内服群601例の1255例が対象となった
点滴:ceftazidime 1g/8hrs(一日3回)、Vancomycin 1g/12hrs(一日2回) 3日間
内服:ciprofloxacin 750mg/12hrs 3日間
抗生剤の硝子体投与はなし
眼内炎が疑われた場合は前房内と硝子体サンプルと採取し、Vit実施し、2.25mg ceftazidimeと 1mg vancomycinを硝子体内に投与した
眼内炎の症例は術後安定するまでフォローした
両群で性別・年齢。視力・受傷機転・眼内異物の有無・RAPD・受傷から手術までの時間、重症度に差はなかった
点滴群:術後3日目までに12例、1週間目までにさらに2例、合計14例(2.1%)眼内炎となった
内服群:3日目までに8例、1週目までに5例、合計13例(2.2%)眼内炎となった 有意差なし
眼内炎となった患者:受傷機転、バクテリアの種類、培養陽性率、術後1年の視力に両群で有意差なし
眼内炎後の視力で20/400以上となったのは29.1%
開放性眼外傷での予防的抗生剤投与は、ニューキノロン系抗生物質の3日間投与と点滴が同等であった(MM)