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Retina

2017
37巻

硝子体注射時のアイオピジンの効果

Retina 37巻(8号)2017

Topical apraclonidine reduces pain after intravitreal injections. A double-blind randomized controlled trial.
Lagstein O et al(Israel)
Retina 37(8): 1575-1580, 2017
・硝子体注射時のアイオピジンの効果を検討した。
・39例で1.25mg/0.05mlのbevacizumabを1カ月おきに2回注射した。
・その30分前に0.5%アイオピジン(日本では1%)かplaceboを点眼した。
・疼痛スコアはテスト群で1.69±1.44、Ctrl群で3.28±2.27(p<0.001)であった。
・テスト群では有水晶体眼の方が疼痛が有意に軽減された(p<0.001)。
・結膜下出血はテスト群で41%、Ctrl群で51.3%(p=0.5)と有意差はなかったが、脈絡膜新生血管や高血圧群では結膜下出血の面積が有意に小さかった(それぞれ、p=0.003、p=0.044)。(図2)(TY)

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