眼科JOURNALトップ > Retina > ライトパイプを刺しながらカニューラを抜くと創口リークが増える?

Retina

2017
37巻

ライトパイプを刺しながらカニューラを抜くと創口リークが増える?

Retina 37巻(6号)2017

SCLEROTOMY LEAKAGE IN TRANSCONJUNCTIVAL SMALL-GAUGE PARS PLANA VITRECTOMY: Effect of Removing the Cannula Over the Light Pipe
Javey, Golnaz; Rigi, Mohammed; Barkmeier, Andrew J.; Heffez, Jordan L.; Carvounis, Petros E. (US-TX)
Retina . 2017 Jun ;37(6):1079-1083
・23Gまたは25G硝子体手術のカニューラを抜去する際、ライトパイプを刺しながら抜去した群(L群、21眼)と何も刺さずにそのまま抜去した群(N群、27眼)の創口からのリークや創縫合の頻度、低眼圧の有無を比較
・上方の強膜創からのリーク;L群で28/42(67%)に対しN群で23/54(43%)と有意に低頻度(P=0.024)
・上方の強膜創で縫合要;L群で14/42(33%)に対しN群で7/54(13%)と有意に低頻度(P=0.024)
・カニューラ抜去後の低眼圧;L群で11/21(52%)に対しN群で5/27(19%)と有意に低頻度(P=0.03)
・液体で満たされた眼と気体で満たされた眼との間に創口リーク(56% vs. 50%)および低眼圧(31% vs. 36%)の差は見られず
【結論】上記の方法では創からのリーク、創縫合の必要性、低眼圧の頻度が増加する、硝子体陥頓がプラグの役割をして自己閉鎖を助ける(MK)

過去のアーカイブ