Comparison of corneal wetting properties of different dispersive ophthalmic viscosurgical devices. An optical choherence tomography study.
Karaca C et al(Turkey)
Retina 38(11): 2137-2142, 2018
・3種類の粘弾物質、HPMC(スコピゾ-ルと略):hydroxypropyl methylcellulose 2%(スコピゾ-ル点眼は1.5%)、HACS(ヒ-ロンV+アイドロイチンと略):sodium hyaluronate 3%(ヒ-ロンVは2.3%)+sodium chondroitin sulphate 4%(アイドロインチン点眼は1%と3%)、HA(ヒ-ロンVと略):sodium hyaluronate 3%の角膜水濡れ性を正常者ボランティア10名で比較した。
・前眼部OCTで、角膜中心とそこから上・下・耳・鼻側へ2500μm離れた部位で測定した。
・定性的な判定は角膜面の反射帯が不規則になった所とした
・角膜上のOVDの厚みが10μm以下の部位が発生するか、乾燥が確認されたら、観察を中止した。
・ヒ-ロンVあるいはヒ-ロンV+アイドロイチンはスコピゾ-ルよりも常に角膜前の液体は有意に厚かった(p<0.001)。
・7分後ではスコピゾ-ルは105.2±25.3、ヒ-ロンVは561.4±115.8、ヒ-ロンV+アイドロイチンは481.2±55μ。
・平均水濡れ時間はスコピゾ-ルで最も短く’11.5±0.5分)、ヒ-ロンVで最長(29.7±0.28分)であった。
・ヒ-ロンV+アイドロイチンでは26.9±0.87分。(TY)