CLINICAL FINDINGS OF EYES WITH MACULAR EDEMA ASSOCIATED WITH BRANCH RETINAL VEIN OCCLUSION REFRACTORY TO RANIBIZUMAB
Hasegawa Taiji, Kawano Taizo, Maruko Ichiro, Hideki Koizumi(女子医大)
RETINA. 2018;38(7):1347-1353
【目的】
網膜静脈分枝閉塞による黄斑浮腫(BRVO-ME)でranibizumab治療に抵抗する臨床的特徴を検索
【対象と方法】
・68眼のBRVO-ME患者を診療録よりretrospectiveに検索
・治療抵抗例:治療6M間、ranibizumab治療(PRN投与)に関わらず中心窩網膜厚<250μm
【結果】
・反応例60眼(88.2%)、抵抗例8眼(11.8%)
・治療前のFA;反応例の52眼(86.7%)で閉塞血管からの広範な蛍光漏出、残る8眼(13.3%)は微小血管瘤または拡張した毛細血管からの局所的な蛍光漏出。抵抗例では7眼(87.5%)が局所漏出、広範な漏出は1眼(12.5%)のみ
・治療前の脈絡膜厚;反応例では患眼(278.0±90.5μm)が僚眼(249.9±94.4μm)に比べ有意に厚く(P<0.0001)、抵抗例では有意差みられず(P<0.4002)
【結論】
FAの蛍光漏出パターンと脈絡膜厚がBRVOにおけるranibizumab治療への反応性に関連しているかもしれない(MK)