Focal disruptions in ellipsoid zone and interdigitation zone on spectral-domain optical coherence tomography in pachychoroid pigment epitheliopathy.
Lee JH et al(Korea)
Retina 39(8): 1562-1570, 2019
・Pachychoroid pigment epitheliopathyで過去に網膜下液の既往のない20例21眼27部位について、ellipsoid zone(EZ)やinterdigitaton zone(IZ)の崩壊について検討した。
・中心窩下の脈絡膜厚は平均450μm。過去のOCTデータのある7眼のうち6眼では、EZ/IZ崩壊の発生する前に、脈絡膜厚が厚い部位にドルーゼン様病巣がみられた。
・24/27部位(88.9%)に、拡大した外脈絡膜血管がEZ/IZ崩壊部にみられ、18/27部位(66.7%)に、脈絡膜毛細血管の衰退がみられたが、全例で外境界膜は正常であった。
・3例を除いた全例で黄斑部の形態変化はみられず、視力も0.8以上を維持していた。
・Pachychoroidにみられる部分的なEZ/IZ崩壊は、多分、ドルーゼン様病巣が伸展したものであろう。(TY)