Use of the ischemic index on widefield fluorescein angiography to characterize a central retinal vein occlusion as ischemic or nonischemic
AS Thomas, rt al. (Swizerland)
RETINA. 2019;39(6):1033-1038
【対象と方法】
・未治療のCRVO患者60例60眼、1年以上フォローアップ
・オプトスで広角FA施行、Ischemic index(IsI)を計測
IsI:FA中期画像をPhotoshopに取り込み、画像全体を100%としたときの無血管野の範囲の割合、出血によりブロックされた部は解析より除外
虚血性CRVO:RAPD陽性、視力が指数弁以下、前眼部または眼底に新生血管の存在、のどれかひとつを満たすものと定義
【結果】
・IsI≧35%の症例で1年以内に虚血性CRVOへの移行が有意に高い(83.3 vs. 13.9%, OR111, P<0.0001)
・視力はベースライン時・最終時ともIsI≧35%の症例で有意に悪い(LogMAR;ベースライン時 1.18 vs. 0.46, 最終1.26 vs. 0.45, P<0.001)
・IsI≧35%の症例は最終視力が20/200以下になる割合が有意に高い(47.6% vs. 12.8%, OR6.2, P=0.004)【Fig.3】【Tab.1】
・網膜厚および硝子体注射の回数は両群で有意差なし
【結論】
広角FAで計測したIsIが35%以上の症例は、最初の一年間で虚血性CRVOになりやすい(MK)