Pars plana vitrectomy for the treatment of tractional and degenerative lamellar macular holes. Functional and anatomical results.
Figueroa MS et al(Spain)
Retina 39(11): 2090-2098, 2019
・硝子体手術で黄斑前膜除去を行った場合の牽引性の偽黄斑円孔(LMH)あるいは黄斑偽円孔(MPH)77例とLMHに付随したepiretinal proliferation(LHEP)を持った変性LMH26例について、その最低6か月の経過を比較検討した。
・術前の最高視力は牽引性LMH/MPH(logMAR=0.38±0.2…20/50)の方が変性LMH(logMAR=0.56±0.2…20/66)よりも有意に良かった。
・解剖学的な成功は97/103例(94.2%)で、中心窩の回復は変性LMHの方が早かった(1.6±2.3:3.3±3.6ヶ月 p=0.025)。
・視力改善は両者ともに得られたが、牽引性LMH/MPHの方が良く(logMAR=0.18±0.17…20/30:logMAR=0.39±0.28…20/50 p<0.001)、変性LMHでは中心窩の構造の完全な回復は得られない例が多かった(TY)