PATIENTS WEARING FACE MASKS DURING INTRAVITREAL INJECTIONS MAY BE AT A HIGHER RISK OF ENDOPHTHALMITIS
Hadayer, Amir; Zahavi, Alon ; Livny, Eitan; Gal-Or, Orly; Gershoni, Assaf; Mimouni, Karin Ehrlich, Rita (Israel)
Retina: September 2020 – Volume 40 – Issue 9 – p 1651-1656
doi: 10.1097/IAE.0000000000002919
【目的】
・硝子体注射の際に患者が着用するフェイスマスクの安全性を調査
【対象と方法】
・健康なボランティアに3種類のマスクを着用してもらい、目の周りの空気漏れをモニター
1)4本のストリップで結束するサージカルフェイスマスク、
2)耳ループがゴム製のサージカルフェイスマスク、
3)結核用の2200 N95マスク
・各セッションごとに、正常呼吸、発声、深呼吸時の眼周囲の空気漏れを検査
・空気漏れの検出には2つの業務用赤外線カメラを使用;
FLIR A310サーモグラフィとEyeCGas 2.0(工業用ガスの微少な排気ガスの検出に使用される超高感度赤外線カメラ)
【結果】
・5人のボランティアに対して、マスク3種類ごとに3回、カメラごとに45回、合計90回施行
・FLIR A310サーモグラフィでは71%(32/45)、EyeCGas 2.0カメラでは91%(41/45)で、マスクの上端から目に向かって放射状に噴出しているエアジェットが検出
・調査したすべてのタイプのマスクで空気漏れが検出
【結論】
・硝子体内注射中にフェイスマスクを着用している患者は、眼内炎のリスクが高いかもしれない
・さらなるデータが得られるまでは、適切なフェイスマスクの装着を確認し、フェイスマスクの上端を医療用粘着テープでテーピングするか、または注入された目の周りに外科用粘着ドレープを使用することを推奨する(MK)