Intraretinal hyperreflective lines.
Amoroso F et al(France)
Retina 41(1): 82-92, 2021
・黄斑部のOCT上の高反射帯について検討した。
・垂直の高反射線が38眼、ヘンレ層に沿った曲線の高反射帯が11眼の、43例49眼(男16、女27)について検討した。
・24眼の成人卵黄様変性やpatternジストロフィは網膜上膜(6眼)や脈絡膜肥厚(9眼)を伴っており、その他、AMDや黄斑変性が9眼、部分的な網膜出血が5眼、特発性微小黄斑円孔が2眼、硝子体黄斑牽引が3眼、MEWDSが3眼、fundus flavimaculatus黄色眼底が2眼、pachychoroid網膜色素上皮症が1眼であった。
・高反射帯は、網膜出血やMEWDS、硝子体黄斑牽引が解除された症例では完全に消失したが、他の症例では徐々に薄くなっただけであった。
・黄斑部のOCT上の高反射帯はいろいろな炎症性、変性あるいは牽引性の要因で発症するが、原因は不明である。(TY)