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Retina

2023
43巻

高度近視眼の毛様体扁平部の位置

Retina 43巻(5号)2023

Anterior segment optical coherence tomography in determination of entry site for vitrectomy in highly myopic eyes.
Hirono K et al(横浜市大)
Retina 43(5): 733-738, 2023
・前眼部OCTで毛様体扁平部の長さを推測し、高度近視眼で、強膜刺入創の位置を決める補助になるかを検討した。
・23眼の眼軸長29.2±2.3mmの近視性牽引性黄斑症患者を対象とし、術前に前眼部OCT(CASIA)で測定し、術中にも測定しているが、輪部からの距離を比較検討した。
・AS-OCTと術中測定での輪部から毛様体扁平部の長さは耳上側では6710±459μと6671±202μ(p>0.05)、鼻上側では6340±321と6204±402(p>0.05)であり、刺入部の平均位置は輪部から6.2mmであり、硝子体攝子は17/23眼(77%)で28mmのものを使用するのが良さそう。(TY)

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